青木クリニックでの不思議な体験

疑い半分期待半分の心で、母と弟(後学の為だからと無理矢理連行)と車に乗って遥か彼方静岡の富士宮へと向かう。

 

母は私の友達からの話を聞くや否や

「その人は本物の超能力者かもしれない」(母は此れ迄の人生、そういった不思議な力を持つ人に助けてもらった経験が少なくないのです)と目が鋭くなり、私は「だとしたら最高に面白いな」と病気の事もすっかり忘れてウキウキ遠足気分。

 

富士山がドンドン眼前に近づいてくる様に抑えきれない興奮で胸をはち切らせながら、無事青木クリニックに到着。

 

富士山が真後ろに君臨し、緑豊かな場所にホゥっと息を呑みながらいざ出陣。

木の温もりが心地よい病院内では「携帯の電源をオフにしてください!」との張り紙と、沢山の自然派の商品、知られていないだけで日常に潜んでいる危険についての本などがズラリ。携帯電話をオフにして、家族3人黙々と資料の読解と病院の様の見物に勤しむ。牛乳の危険性、テレビの害悪性、肉の危険性、砂糖の中毒性、電磁波の影響。等々、知ったつもりで知らない事も多く、とても有意義な時間を過ごす事が出来た。

 

1時間ほどして別室に通され、栄養士の方からの問診と指導が入る。

牛乳の危険性。サラダに潜む寄生虫(電子レンジで600w 5秒すべき)ケーキ症候群。

日本人が牛乳を飲み始めたのは、戦後まもなくの事。それまでは牛乳を飲む習慣すらなかったので、乳糖不耐性の日本人が8割~9割を占めるらしい。そんな中でも無理やり「やれ、カルシウムだ。やれ、完全健康食品だ」と飲まされ、それが根本的な原因となって病気を誘引しているケースが少なくないんだそう。

 

かくいう肺を患っていた友人も「銀歯」と「牛乳」が原因での健康不良だったからなぁ。そもそも「他の動物にとっての乳が当の昔に乳離れしている人間の体に合うという論理自体おかしい」という発想が最も自然なのかもしれないな。

 

私からは

「自家感作性皮膚炎」「首のシコリ」

 

母からは

「視野欠損」「最近頭が悪い」

 

診察室に通され、先ずは一般的な診療室とは全くもって異なる事に気づく。

 

 ずらっと並んだカラフルな魔方陣の様なカードたち。その種類は100種類位あるのだろうか。そして山本哲さんの様な風貌な先生の姿が見えた。

 

大きな窓からは雄大な富士山が顔をのぞかせ、何故だか落ち着けるその環境はどこか異空間に連れていかれそうなそんな感じがした。

 

先生は症状を書いた紙にチラリと目をやった後

「両手の平を広げて出してください。」と言った。先生の右手には、長い黒い棒のようなものが握られており、その棒は黒い箱に繋がっていた。

 

この機械は「0サーチ」と呼ばれているもので、端的に言うと「気の状態を調べる謎の機械」である。仕組みについての説明を見たが、全く理解はできなかった。私の友人もこの0サーチについて言及をしていたが、全国で使用している人は100名程いるにも関わらず、良い評判が上がっているのはゼロサーチの開発者の先生と青木先生くらいだそうである。

 

先生は私の右手の平に「これは、重金属のカードね。」とカラフルなカードを乗せ、黒い棒を頭の上から足先に向かって動かした「重金属は溜まっていないね。」

 

医学の常識からは考えられない事態を目にし、弟は青ざめながら絶句。母は爆笑。という失礼な状況。弟曰く、ヘモグロビン濃度やらも機械で測っていたらしい。採血もしていないのに。

 

私は心のウキウキが抑えられず「次は次は?」と好奇心旺盛。

重金属汚染から、牛乳汚染、電磁波汚染、と次々と異常を確認していく。

そして「寄生虫」のカードが来た時に動きがあった。

「わぁ~体中に寄生虫がうじゃうじゃいるね!小腸には大量。首元のシコリも寄生虫が上がってきてるのが原因だね~~肌の炎症反応も、寄生虫に対してのアレルギー反応だね。」

 

寄生虫

 

誰一人として考えてもみなかった答えに妙に納得がいく。

 

先生が更に病気の原因や詳細をカードによって絞りこんでいく。

デング熱系の寄生虫が蚊を媒介して入ったのが原因。インド原産。との事。

先生は、その後漢方薬を1つずつ私の手に乗せ、また黒い棒をかざして体内の寄生虫に効果があるのか。無いのか。を見ていった。ついでに現在服用している乳酸菌類や高価な椎茸菌糸の漢方薬、皮膚に塗っているステロイド等も見てもらったが、病院処方の乳酸菌以外無意味と言われ、「今までかけてきたコストと労力は一体、、」と多少呆然としながらも診断はズンズンと進んでいった。

 

結果的には、その寄生虫を下す薬とツムラ漢方薬が数種類処方され、加えて寄生虫を退治する為のお守りを配合してくださった。胸骨の部分に接する様につけるように。とのこと。(青木先生は正式に医師免許を持っていらっしゃる先生なので、薬の処方が可能なのです)。診断時間は約30分程。圧倒されながらも、母の診察に移行した。

 

 

母は

「視野が狭まっている」

「頭が悪くなっている」

を病状として訴え、それに対しても先生は私と同じ要領で大分野から小分野へとドンドン原因を絞り込んでいく。

 

重金属が原因と判明したが、先生の表情は深刻そうだった。

「重金属(何の重金属だったかは失念した)が体中の臓器に付着している。これを治すのは、かなり困難を極めるかもしれない。」

 

何でも母の生まれ年は丁度日本全国で歯科技術がガラリと変わり、金属の詰め物を詰めるようになったのだとか。そして、その頃に胎児であった母は、その移り変わりの影響をモロに受け、生まれながらにして重金属が蓄積されている状態だったそう。

 

「左足にもかなり溜まっている。歩き方が昔からおかしいと言われませんでしたか?」

と先生。大きく頷く母。

母の表情からは、私の診察を見ていた時の笑顔はいつしか消えていた。

 

私よりも沢山の種類の漢方薬に加え、煎じ薬、そして私とは異なるお守りが処方された。母はポカンとしながらも、何やら確信めいた顔をしていた。

 

先生はゼロサーチを用いての診療でお金は取らない事を信条としていらっしゃるので、お会計は初診料の1000円とお守り代の1500円、計2500円程度に留まった。これだけ細かにわたる栄養指導、1人1人への時間をかけた入念な診察を考えると良心的過ぎる診察料金だったと思う。

 

帰りの車の中で、母がこれまでにしてきた不思議な体験の話が炸裂した。

弟も、私の病気が治れば自分自身の病気も診断してもらうつもりらしい。

 

効果の程があるかは、まだ分からないにせよ、これだけの面白い経験を出来た事で十分すぎる収穫だったように思う。

 

処方された11日分の漢方薬とお守りを胸に抱きながら、

粛々と、そして確実に日を紡いでいくのみである。

 

 

 

 

 

 

 

 

自家監査性皮膚炎との終わりなき戦いの終焉と驚愕の原因

こんなにも長らくブログを放置していたにも関わらず、

未だに見てくれている人たちに感謝です。

 

前ブログにもチョロリと書きましたが、帰国早々、見えない敵と戦っておりました。

 

赤い斑点が皮膚上に突如発生し、猛烈な痒みと共にみるみるジュクジュクした皮膚片と化していく様を目にし「これは只事ではないかもしれない!」と焦り、皮膚科に何度も足を運びました。病名はクルクルと変わり、その度ホッとするのも束の間、肝心の病状は全く改善の日の目を見ることはなく、、、白い服を着れば、気づいたら黄色く染まっている奇妙な現象が、私周りで良く見られるようになりました。

 

最終的には「自家感作性皮膚炎」という病名に落ち着いた。

この病気の発症メカニズムは不明。免疫が弱っている状態の時に、アレルゲン(多種多様)の体への侵入、闊歩を許してしまった事が原因。

 

私の場合に当てはめると、インドの聖なる岩山にインド人の真似をしてビーチサンダルで登山した際、足をサックリザックリ切り、且つその後3日3晩トイレから一時も離れられない猛烈な下痢にかかっていた事が主たる原因と推測。

 

インドのド田舎ハイラカンでの絶賛瞑想修行中だったから「怪我なんて妄想だ!自分の心の弱さの反映だ!」とマッチョな根性論で、ろくすっぽな治療もしなかった結果なのだと。(ハイラカンの話も気が乗れば、また書きます)

 

そう全てが自己責任。ハイラカンという土地自体、訪れた人々に何等かの試練を与えるらしいから「これが試練なのかババジ!ナマステ!」と洋々と構えるも、なんせこの病気には確たる治療法がない。原因が不明なのだもね。診断名はついているけれども、カテゴリー的には「その他諸々」扱い。

 

西洋医学ではお手上げ状態とあり、自家感作制性疾患専門の関東の漢方医の元に通って月々5万円の漢方を飲むも全く効果はない。あらゆる種類の乳酸菌を飲み、腸内細菌を全力で労い、効果アリ!とネット上で言われる食べ物(マヌカハニー、各種油等)を惜しみなく口に運び、マジカルパワーを得られると言う運動をしてみたり、ネパール人友達から「それはナツメグを飲めば治るよ!」と言われて飲んでは酩酊状態になったり。「北海道の豊富温泉が皮膚炎に非常に良いとテレビで見た」と話を聞けば、翌日には北海道3週間生活を決行する(豊富温泉は、とても良い温泉でした。湯治に訪れていた方も多く、事実私も温泉に滞在している間はみるみると回復しました。)

 

そんな暗中模索な生活を送っていた最中、突如喉元に卓球ボール大のシコリが出現。

紹介状も持たず、即座に病院に向かうと何故か皮膚科に回されるという事態発生。

いや、喉元の腫れなんだから耳鼻咽喉科でしょう、、と心の中で激しくツッコミをいれながらも皮膚科での診断をしてもらう事に。

 

2時間待った末、漸く診察にありついた皮膚科での気になる第一声は「これは皮膚科じゃなくて耳鼻咽喉科だね。皮膚科では何も分からない。エコーとってみよっか」とエコーを取るも結果不明。念のための血液検査と人生初のMRIを取ることに。

 

MRIと血液検査を終了し、皮膚科にたどり着いた後、一日は終了。「これは耳鼻咽喉科だね。紹介状書くね~」の締めでとりあえず締め。

 

一週間後、MRIの結果発表と共に耳鼻咽喉科へ。

相当珍しいケースらしく、耳鼻咽喉科で一番偉い先生の元へ鮮やかに流される。

偉い先生、MRI血液検査を見るも「これはさっぱり、分からんわ。組織検査するね」と首元に太い針を刺されるも「悪性腫瘍ではないが、原因不明。経過観察か、全身麻酔による摘出手術だね。ただ、リンパ節のこの部分だけがプクっと腫れるなんて珍しいね。普通、リンパが腫れるにしたら他の部分も一緒に腫れるはずなのに、、」と難しげな表情。

 

原因不明の一点張りか~~~い!ここ2日で何も分かってないやんか~~い!

明後日友人結婚式で友人代表スピーチ控えてるんやぞ~人生初2重顎での登壇必至やんかい!とトホホと途方にくれながらも、悪性でないこともあり、手術に踏み出す決心もつかず、経過観察を決めこむ。

 

 

友人結婚式後、他友人とのご飯をしながら「謎の皮膚炎と顎の謎のしこり」の話をしていると「それだったら、おススメの場所がある。富士山の麓にある、青木クリニックという病院なんだけど。僕も長らく肺の調子が原因不明状態で悪くって、そこに行ったら原因をサクッと解明してくれて、その原因を潰したらかなり楽になったんだよ。」と何とも嬉し誇らしげ。

 

藁にも縋る精神が骨の髄まで行きわたっていた私は、「もうこの際何でもやってやるわい!」の精神で大阪に帰った後、すぐさま静岡の青木クリニックの受診を予約し、3日後には車で青木クリニックに向かうことに。

 

 

青木クリニックでの不思議な体験と思いもよらなかった原因については

次回に続く。

 

 

久方ぶりの更新

 

母親にブログの存在がバレるという事件(私にとっては)が発生し

暫く自主規制を敷いておりました。

 

今思えば、これまでこしらえてきたブログが途中で頓挫するのは

毎回「親族にバレたから」な事にハッと気がつきました。

 

バレるだけならまだしも。

「あんた~この文章は如何なものなの?何が言いたいか全く分からないんだけど?訂正し?」などといった望んでもいない指導を受ける毎日に、多少「面倒くさいな」という思いが生まれ、それが積み重なって、モチベーションがマントルまで落下し、暫くブログを開けなくなっていました(その間の更新はInstagramのストーリーにて展開したつもりです。もう見れないけど)

 

7月に帰国を果たしたや否や、皮膚上に謎の赤い斑点が現れ、後に貨幣状湿疹化し全身に広がりを見せておりました。病院をたらい回しにされるも快方には向かわず、与えられた病名(自家感作性皮膚炎)に沿った治療法も功を成さず。ナツメグを飲んで朦朧状態になって死にかけたのはいい思い出です。。といった具合でもう1月も中旬に差し掛かりますね。母もこの年齢の時分に重めの病気三昧だったので、これはもう遺伝というか一族の呪いというか。まぁ、そういう時代も人生にあって然りなのだろうと、明るく受け止めています。またこの事もポチポチ書いていこうかと!

 

今日のところはここでおしまい。

試食会セレモニー

 

11月22日はネパールの農林水産大臣や軍務大臣や各区長、市長を招いての畑で出来た作物のお披露目セレモニーがありました。


前回のセレモニーでは、ティミ市を中心に生ゴミの堆肥化事業を如何に展開しており、それがどれだけネパールの将来を見据えた上で有用なものなのか。の証明をして見せる事に重きをおかれました。

 

今回は、実際に日本の農業の匠、橋本先生の技術を用いて作成した堆肥を用いて行った有機農業の成果を、作物の試食という場を通して知ってもらう事に重きがおかれました。

 

 

結果は大成功となりました。作物は大きな災害や病虫害に悩まされることなく、すくすくと健康に育ち、「この土地で葉物野菜が育つなんて信じられない」と元畑主をホゥっと言わせしめる程の上出来となりました。

 

農林水産大臣からも「作物の味わいの圧倒的な違い、ゴミ問題と農薬問題の2つの喫緊の課題を解決に導く此の活動は素晴らしい。ネパール全国で実施しなければならない」と熱い言葉を頂き、実際に現在予算の調停が行われています。市長、区長の方々も「市で必要なものはすべて用意した上で技術指導に来てほしい」と大変乗り気であり、また市民の方々も、硝酸態窒素値や有機野菜そのものの美味しさに感化され、堆肥を購入したいという声を沢山いただくことが出来ました。

 

 

さて重苦しい話はこの位にして、以後はこのセレモニーが行われるまでの準備過程と当日の様子を面白楽しく追っていきます!

 

 

 

想定来場人数250人分の料理を作るべく、前日に畑で大量の野菜を引っこ抜き、明日に向けての準備と役割分担を行います。各々与えられた役割に緊張の面持ちの人もほっとした面持ちの人も。農林水産大臣なんて普通に生活してたら会える人じゃないもんな。そんな人の前で話すとなると肝が縮む思いよね。まぁ私にとってはただのオジサンだけど!

 

 

パワポと大まかな原稿を必死の形相で仕上げた頃、野菜様の到着でござい~~

 

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料理をして少し食べさせてくれました!大根の生かじりでも味わいの違いは一目瞭然、いや一味瞭然(ニュー言語)?でしたが、料理してみるとネパール野菜独特の苦みが無い味わいに一同顔がホロリ。写真が何故か無い!

 

偉いさん方へのお土産用のカブと大根(白い賄賂)をパッキング

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 恐怖のPPM値測定器のスタンバイも完璧に

 

 

 

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最終打ち合わせでは、比較実験を行った目的、畑の様子、PPM値の測定結果、現在のネパールが抱える問題、今後その問題は、個人レベルでどのような悪影響を与えるようになるのか。等々、基本的には野菜の味わいを最大の武器に堂々たる態度で見せ、後は使う使わないも貴方達の選択次第!という堂々たる態度で向かう方針に決定。



当日、ウサさんから貸し出してもらった黒と金のサリーを、全身の肉という肉を柔軟に上下移動させ、骨という骨の可動域を限界突破させ、正に決死の思いで着込み、いざ出陣

 

 

 

野菜良し!会場良し!料理良し!設備関係良し!

 

 

本来の開始時刻から30分後、階下に人が集まり始める。
「彼らは会場に行かずに何を待っているのか?」と聞くと
農林水産大臣、国会議事長が会場入りするのを待っている。彼らの前に入場するのは失礼にあたる」とのこと。

しかし、一体どうして中々彼らの姿が見受けられない。

 

 

外で来る人来る人にお得意の外国人によるナマステ攻撃を連射していると、1人の如何にも金持ち(ネパール語でダニ)風のオジサマに英語で話しかけられ、熱烈トーキングの火ぶたは切られた。彼の疑問は尽きることを知らず、本当に堆肥中にケミカルの要素はないのか?君たちはどういう団体で、何に問題意識を持っているのか?今後はどうしていきたいのか?という話に始まり、君と一緒に仕事がしたい!ウチに来ないか?!と勧誘を受けるというナンパに終わった。ネパールでは色が少し白いだけでモテモテだ。


偉いさん方が登場し、セレモニー開始。

 

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先ずは試食と野菜とPPM値の展示から

 

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タダで食えるとあらば、人はどこからともなくやってくる。

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こちら側の話30分、偉いさん方からの話1時間半というパワーバランスがネパール。

因みにネパールでのセレモニーはギャラリーが少なくなった時が終わり時らしい。

ギャラリーが多かったら偉いさん方も沢山話してしまうそう。適当~~

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何よりも大切なことは、ネパール全土を生ゴミ堆肥化技術によって有機大国兼環境立国にすること。初心を忘れることなく、総合的に長い目で見て最良の道を模索していきたい。コンセプトが先行した結果、規模ばかり広がり、統制が取れなくなって潰れてしまった又はグダグダになってしまったプロジェクトは決して少なくなく、例え完璧に軌道に乗った末、誰かに引き渡したとしても潰れることはままあるからです。

 

いや~しっかし、無事平穏に終わって、ほんとほっとした~~堅苦しい内容だとウキウキキャッキャな言語表現も飛び出さないのだと新発見!

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後日、そのサリーあげるよ!とウサさん。

肩幅ってどうやったら痩せますか?

夕陽と美女とオジサン(マライ)

 

 

ラジュと解散後、1人テクテクと夕陽スポットを目指す。途中道、なんだか故郷に似たニオイのする懐かしいスポットを発見し、私にとっての夕陽スポット認定。まだ少々日が高い中、ゴロリと草の上に寝転がって。かなり肌寒い山風を真っ向に受け、ラピュタな気分に浸りながら、「人生だなんて、食べて、寝て、綺麗な景色に日々感動しつつ、大切な人達と共にギャッハッハと笑えればそれでいいや~」とお決まりの思考を繰り返しつつ、夕日を待ち望む。

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勝手に私が認定を出した夕陽鑑賞スポットは、気づけば多くの観光客で賑わっていた。ハーメルの笛吹き女の称号も捨てたもんじゃないな。な~んてまんざらでもない表情をして、ズカっと猿山のボス猿を決め込んでいたら、「こっちを見て、、!一緒に話をしましょう!」と背後からただならぬ熱い視線を感じ、振り返るとアジア系の私好みの利発兼可愛い美女が!!

 

 

 

目が合うと、ようやくワイの餌に食いつきよったな!とばかりに「こんにちは?」と首をかしげてにこやかな笑顔で聞かれる。かわええ、、なんて餌吊るしてくれるんだ貴女は、、若くてかわいい女の子を贔屓してしまうオジサンと完全にシンクロした瞬間。オジサンに悪気はなかったんだ、、もうそれは水を飲みたいという位に、どう足掻いても避けられない衝動だったんだ、、

 

 

 

私のナンパなスイッチがカチリとオン!

 

 

 

聞くところによると、彼女は香港出身で現在カトマンズでジャーナリスト関係のインターンシップをしているらしい。カトマンズに来てから3カ月が経過し、これから9カ月間滞在するそう。またここでも元気に宣伝活動をすると、「面白そうな事をやっていそうな人だと思った!必ず取材しにいく!」とキラキラお目め。

 

 

もうオジサン冥利に尽きるよ。 生きててよかったよ、、語学にしても、ある程度の専門知識(っぽいもの)につけても「なんかそれカッコいい!!私もこんな風になりたい!こんな人になりたい!そしてモテて、モテて、モテまくりたい!」という純度100%の邪な思いに駆られて行動してきたんだよな。

 

 

昔憧れていた事も、ある程度真似て努力したら、何時しか当たり前に変わり、こうして偶にキラキラした目を見ると、私も自分なりにイケてる選択をした結果ココにいるんだな。と原点に立ち戻らされる思いで、オジサンはなんだか照れ臭くなるのである。

 

オジサンウキウキモード150%で見る夕陽

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必ずまた会おうと握手をして、ラジュとの少々古い約束を果たすべく、ラジュ経営のレストランに向かう。 日がスッカリとお隠れになると、身も心も凍える夜がやってくる。 多少の勾配にすらチョモランマを見る。道端に点在する焚火にツッコミを入れたくなる思いを抑えながら、レストランに向かう。

 

 

 

 

レストラン前では、ラジュ(有機農業の町に連れて行ってくれた人物)がご多分に漏れず外で焚火をしていた。

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こうしてみるとヤンキー高校生の集まりのようにも見えなくもない。道端で焚火なんて、盗んだバイクで走りだすレベルの悪だぜ。クールゥ、、

 

 

ネパールの一般家庭には暖房器具が無いことが殆どだ。価格としては4000円程度で決して手が出ない値段でもないのだが、兎に角自分史上最高に暖かい服を着て越冬するのがネパール的美学なよう。

 

 

 

この極寒の中、何故かレストランのドアが開きっぱなし。

閉めて欲しい~と頼むと、なんだドアを閉めると耐えれない寒さではないではないか。いや、寧ろ外で焚火する方が寒いんじゃないですかね、、と。

これまでの彼らの文化を否定するような下衆な真似は出来るはずもなく、食事後は大人しく呼ばれるままに焚火に参加。 何話したかは寒さに全部持ってかれたけど、寒いしか言ってない気もしなくはないけど、兎に角、一気に仲良くなれた気はする。

 

 

焚火といえば、中国旅行している時に突然よく分からない空港で降ろされた末に、お詫びとして用意されたホテルの部屋が乗客100人に対して2部屋で、抗議の一貫として、ホテルの真横で焚火し出す事案が発生した事、思い出すな~あの頃は、街中で焚火=危険だったけど、今は「うわぁ~焚火だ~暖かそう~」と誰が始めた焚火だろうが、ケーキにたかるアリの様に近寄るようになったな~

 

 

果たして、これは成長なんだろうか。

 

 

焚火と愉快な仲間たちに泣く泣くの別れを告げ、いざホステルに向かう。今回のホステルは今まで泊ってきたホステルと一味違う、、!

 

 

気になるお部屋が、、 こちら

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新しすぎる、、、四人ベッドが2段ベッド×2じゃなかったことは、今まで数多のホステルに泊まりあるく事を趣味に据えていた私ですらも、経験だにしたことがない。。

全く会ったことも話したこともない人と4人横並びで一緒に一夜を共にする。。発想があまりにもクレイジーすぎる。面白すぎる。。泊まりたすぎる。。 ということで不安とワクワクで胸をパンパンに膨らませては、口笛ピーヒャラ吹きながらホステルに向かう。

 

 

到着!(写真は翌日の昼に撮影したもの)

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どうやら既に1人到着しているようだ。

 

 

 

 

さぁ!どうなる! 

 

NEXT ホステルの愉快な仲間たち~

 

の前に最近開催されたセレモニーについて!チェケラ!

人生脱線してなんぼ。いざゆかん有機農業の村

旅はとても好きな人達と行くか、1人で行くに限る。が私流の旅哲だ。
そもそも1人が寂しいから。という理由で何かに誘われるのも、誰かに吐き出したかったという理由で1匙程の生産性も無い、出口を作ろうともしないトンネルの様な話を聞くのも、相当好きな相手じゃないと、粗雑にお断り申し上げるのがマイポリシー。面倒くさいと思った電話は、満面の笑顔で「あ!誰か来た!」と言って秒で切る!!

 

最高の友人と旅に出ると、旅行感やトラブル対応術まで隅々までその人を知れて非常に面白い。この旅については、一緒にマチュピチュを見ようが、奈良公園で一日中鹿を見ようが正直あまり変わらない(いや、四万十川で一日遊ぶくらいの方がいいかな)。
それ以外なら、圧倒的に1人で旅して現地で自ら意味不明な事態に陥っては、意味不明な方向性で興奮して「ウッキャーーーー!」と繁殖期のサルの様な奇声を上げながら、その土地の人達と踊り散らしたい。


んだと思う多分。


さて食えない前菜に長らくお付き合いいただきました、次のコースは有機農業の村編でございます。

 

 

 

 

オジサマのバイクに2ケツして、いざゆかんナガルコット有機農業の村へ!これがイケメンのお兄ちゃんやったらテンション爆上がりなんだろうけど、そんなイケメンと2ケツした暁には、出血多量の末、貧血状態でバイクから転がり落ちて、この標高2000メートル超の山から華麗に落下を決めこむ事必至なので、総合的に見ればオジサマで良かったです。(おっと!失礼!)

 

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景色が美しいことこの上なし~~道中で「結婚しているのか?」と聞かれ
「してませんね~オジサンみたいな、素敵な人が居たら紹介してください!」
と定型文、大量生産のセリフをペペぺッと吐いた結果、まさかのオジサン未婚で口説かれる事案が発生。
「私が滞在している間に惚れさせてくれたら考えますぅ~」
と小悪魔路線で無事回避。私の婚姻届けは鉄条網と有刺鉄線で無駄にグルグルと包囲しているので、そう簡単には越えさせやしませんよ!!誰か結婚させて!!

 

そうこう戯言を抜かしている内に有機農業の村に到着。

 

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ヤギ!ヤギが沢山いるよオージー!とはしゃぐ

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続いては作物チェック

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ウチの畑と比較すると、同じ植物でもかなり生育が遅い印象。(菜っ葉(チャムスだったかな)は3分の1位の大きさかな)まぁ大きさ=質の方程式は成立しないけれども、それにしても、この時期にしてこのサイズは小さいなという印象。

土質は壌土に近く、成分こそ分からないけれども触った感じでは悪くない感じ。病虫害などにはやられた事が無いみたい。ん~肥効がまだなのか、それとも土壌が大半の植物にとっての適正地6.5から遠く外れているのか。分かりかねるな~など地に足付かない考えを巡らせつつ、、

 

 「堆肥はどう仕込んでいるの」と尋ねると、
「鶏糞、牛糞、ヤギ糞を混ぜて水分と枯草を足して8~9カ月放置する」
とのこと。実際に堆肥を見せてもらうと、

 

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多少、プーンとしたニオイはするけども、想像していたよりは無臭に近かった。

 

 

 

ふむ。なるほど。正確にはレシピがあるそうだが、それについては社外秘だという。また気が向いたら教えてね~と種まきだけしときました。ん~~残念無念!

 

 

私もプロジェクトの一貫で生ゴミから堆肥を作ってるよ~ネパールのゴミ問題と農薬による健康被害問題が一挙に解決するんだよ~と話しをすると
「是非見に行きたいから、また僕がカトマンズに行ったときは連絡するね」
とお約束。

 

 

 

 

何気ない談笑風景を撮影してくれた彼に5ポイント!

 

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有機野菜を味見せずにはいられない!との事で彼がナガルコットで経営するレストランの夕食を予約して、1人フラりと夕日を見に丘に登る。彼曰く、他のレストランは冷凍のものをレンジでチーンしただけのものだけども、僕のところはここで取れた野菜と肉を使ってその場で調理している。とのこと!これは期待がギュンギュンと高まりますね~~


バイクに乗せてもらって帰り道、途中道で一旦解散し、夕日を見るべく丘へと向かう!

ありがとうラジュ! ズッ友だよ!!

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~夕日と香港美女ジャーナリストとの出会い→ユースホステルの愉快な仲間たち~

 

絶対にお金は払わないと唱え続ける

 愛するハンドクリームと共に行くバスでの旅路を、無事平穏に終え、ナガルコットに到着。

 

ノンビリと命をつなぐ犬たちと心の中で戯れ、

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ネパールにおけるゴミ問題の深刻さに日常を思い出し、

 

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壮大な景色にまた日常を忘れ

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ググいと先に進むとお馴染みのチケットオフィスという名のぼったくり場を目にして日常へ。

 

このチケットオフィス、観光地では必ずといって良い程複数点在しており、ネパール人は無料、外国人は事あるごとにやたら高額のマネーを徴収される非常に優しくないシステム。外国人らしき人を見かけるや否や「へいへい!」と声をかけてきては、1000円、2000円と余裕の笑顔で徴収しようとしてくる。しかも、そもそもチケットの料金も単なる名目で、その場の人によって好き勝手に徴収金額を決めている姿もチラホラ。

 

 


その証拠に値段交渉も可能。そもそも、日本の様に、一人一人の身分証を確認した上で徴収するか否かが決められるのではなく、「あ!この顔つきは外国人だ!ヒャッフゥ~~お金取るぞ~~」程度のノリ。事実、知り合いのネパール人っぽい見た目の日本人は、観光地で一度も料金を徴収された事が無いらしい。精神の現地化はかなり進んだから、この調子で早く顔も現地化してしたい。

 

 


とまぁ話は少々愚痴にずれ込みましたが、どんな事にも必ず抜け道があるのがネパールの良い所。チケットオフィスでチケットを切らずして侵入する方法は必ずやあるのです。それが例え観光地であったとしても、チケットオフィスがある所には、抜け道がある(ここでは大々的に書きませんが)

払わなくて良い可能性が万に1つもあるのならば、払いたく無いのが私の信義!ネパールが良い国となる為に精神力と若さと美貌とお金を捧げているのだから、この程度許しておくれ!とばかりに、数多の外国人が素直に「what!?」と驚嘆しながらも料金を支払う中、意気揚々と楽し気に抜け道を探し始める私。

 

 

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今回、宿泊するホステルの場所は♡位置のマウンテンパラダイス。

バスステーションからクラブヒマラヤにかけての道にチケットオフィスを視認。

 

 

 

 

 

なぁんだ~下の道から行って軽くロッククライミングすれば余裕やん~

 

 

 

という訳で、相変わらずの怪訝そうな目をして見つめてくる人には秘儀ナマステスマイルをお見舞いして、10分ほどのロッククライミングの末、無事侵入(後に、背の高いホテルは下の道、上の道共に入り口が設けられており、そこからの侵入が最もスマートだったと気づく)

 

 

 


第一ステージの侵入に成功するも、他の観光地に行く道でまたもや我が宿敵チケットオフィスを発見。
しかし、どうにもこうにも地図を見る限り、山で大遭難を決め込む覚悟が無ければ、抜け道がなさそう。


作戦X始動「!警備員と仲良しになる!」


ナマステ~と自分史上最高に無害な人間の笑顔を警察に向けながら
「日本から来たよ!24時間毎日忙しいね~」とネパール語で声を掛ける。
ネパール語話す日本人なんて見た事無かったのだろう。
嬉しそうな笑顔で
「ちょっとココ座って!このオジサンが作るスイーツ一緒に食べよう!」
と誘われ、突如始まるお菓子タイム。

 

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オジサンが作るスイーツは葉っぱの苦さが完全なるザ漢方薬で、中身のスイーツは初恋を安っぽくした味がしました。総合的に苦い。。

 

 

 

 

談笑は弾み、私がネパールで何をしているのか~の話に及ぶと、途中で混じってきたオジサンが、この土地で、100人規模で有機農業を経営していることが判明。「行きたい!連れてってよ!」の一言で、次なる目的地はオジサンの有機農場に決定!

 

 

 

「私ここでチケット買わなくていいの?」と一応尋ねるも、
「いいよいいよ友達だから」とあっさり無罪放免。
友達最高!!ネパールのこういった緩さとても好き。私があっさり野放しにされる横で、皆様ガッツリお金徴収されてる絵面は壮観でございました~ごっつあんです!

 

次投稿は、ナガルコット有機農業の村について~