夕陽と美女とオジサン(マライ)

 

 

ラジュと解散後、1人テクテクと夕陽スポットを目指す。途中道、なんだか故郷に似たニオイのする懐かしいスポットを発見し、私にとっての夕陽スポット認定。まだ少々日が高い中、ゴロリと草の上に寝転がって。かなり肌寒い山風を真っ向に受け、ラピュタな気分に浸りながら、「人生だなんて、食べて、寝て、綺麗な景色に日々感動しつつ、大切な人達と共にギャッハッハと笑えればそれでいいや~」とお決まりの思考を繰り返しつつ、夕日を待ち望む。

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勝手に私が認定を出した夕陽鑑賞スポットは、気づけば多くの観光客で賑わっていた。ハーメルの笛吹き女の称号も捨てたもんじゃないな。な~んてまんざらでもない表情をして、ズカっと猿山のボス猿を決め込んでいたら、「こっちを見て、、!一緒に話をしましょう!」と背後からただならぬ熱い視線を感じ、振り返るとアジア系の私好みの利発兼可愛い美女が!!

 

 

 

目が合うと、ようやくワイの餌に食いつきよったな!とばかりに「こんにちは?」と首をかしげてにこやかな笑顔で聞かれる。かわええ、、なんて餌吊るしてくれるんだ貴女は、、若くてかわいい女の子を贔屓してしまうオジサンと完全にシンクロした瞬間。オジサンに悪気はなかったんだ、、もうそれは水を飲みたいという位に、どう足掻いても避けられない衝動だったんだ、、

 

 

 

私のナンパなスイッチがカチリとオン!

 

 

 

聞くところによると、彼女は香港出身で現在カトマンズでジャーナリスト関係のインターンシップをしているらしい。カトマンズに来てから3カ月が経過し、これから9カ月間滞在するそう。またここでも元気に宣伝活動をすると、「面白そうな事をやっていそうな人だと思った!必ず取材しにいく!」とキラキラお目め。

 

 

もうオジサン冥利に尽きるよ。 生きててよかったよ、、語学にしても、ある程度の専門知識(っぽいもの)につけても「なんかそれカッコいい!!私もこんな風になりたい!こんな人になりたい!そしてモテて、モテて、モテまくりたい!」という純度100%の邪な思いに駆られて行動してきたんだよな。

 

 

昔憧れていた事も、ある程度真似て努力したら、何時しか当たり前に変わり、こうして偶にキラキラした目を見ると、私も自分なりにイケてる選択をした結果ココにいるんだな。と原点に立ち戻らされる思いで、オジサンはなんだか照れ臭くなるのである。

 

オジサンウキウキモード150%で見る夕陽

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必ずまた会おうと握手をして、ラジュとの少々古い約束を果たすべく、ラジュ経営のレストランに向かう。 日がスッカリとお隠れになると、身も心も凍える夜がやってくる。 多少の勾配にすらチョモランマを見る。道端に点在する焚火にツッコミを入れたくなる思いを抑えながら、レストランに向かう。

 

 

 

 

レストラン前では、ラジュ(有機農業の町に連れて行ってくれた人物)がご多分に漏れず外で焚火をしていた。

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こうしてみるとヤンキー高校生の集まりのようにも見えなくもない。道端で焚火なんて、盗んだバイクで走りだすレベルの悪だぜ。クールゥ、、

 

 

ネパールの一般家庭には暖房器具が無いことが殆どだ。価格としては4000円程度で決して手が出ない値段でもないのだが、兎に角自分史上最高に暖かい服を着て越冬するのがネパール的美学なよう。

 

 

 

この極寒の中、何故かレストランのドアが開きっぱなし。

閉めて欲しい~と頼むと、なんだドアを閉めると耐えれない寒さではないではないか。いや、寧ろ外で焚火する方が寒いんじゃないですかね、、と。

これまでの彼らの文化を否定するような下衆な真似は出来るはずもなく、食事後は大人しく呼ばれるままに焚火に参加。 何話したかは寒さに全部持ってかれたけど、寒いしか言ってない気もしなくはないけど、兎に角、一気に仲良くなれた気はする。

 

 

焚火といえば、中国旅行している時に突然よく分からない空港で降ろされた末に、お詫びとして用意されたホテルの部屋が乗客100人に対して2部屋で、抗議の一貫として、ホテルの真横で焚火し出す事案が発生した事、思い出すな~あの頃は、街中で焚火=危険だったけど、今は「うわぁ~焚火だ~暖かそう~」と誰が始めた焚火だろうが、ケーキにたかるアリの様に近寄るようになったな~

 

 

果たして、これは成長なんだろうか。

 

 

焚火と愉快な仲間たちに泣く泣くの別れを告げ、いざホステルに向かう。今回のホステルは今まで泊ってきたホステルと一味違う、、!

 

 

気になるお部屋が、、 こちら

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新しすぎる、、、四人ベッドが2段ベッド×2じゃなかったことは、今まで数多のホステルに泊まりあるく事を趣味に据えていた私ですらも、経験だにしたことがない。。

全く会ったことも話したこともない人と4人横並びで一緒に一夜を共にする。。発想があまりにもクレイジーすぎる。面白すぎる。。泊まりたすぎる。。 ということで不安とワクワクで胸をパンパンに膨らませては、口笛ピーヒャラ吹きながらホステルに向かう。

 

 

到着!(写真は翌日の昼に撮影したもの)

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どうやら既に1人到着しているようだ。

 

 

 

 

さぁ!どうなる! 

 

NEXT ホステルの愉快な仲間たち~

 

の前に最近開催されたセレモニーについて!チェケラ!