畑2日目

昨日耕した畑に、今日は3カ月の時を経て完成した堆肥の施肥を行う。

 

何やら工事現場が工事途中で道路から堆肥舎までの道のりが岩でふさがれており、トラックが往来できない様子。こんなことはまぁ日常茶飯事なので余裕の表情でパソコン仕事。6時に到着したけれども、動き始めるのは9時かな~10時かな~と中国で叩き込まれたご自慢の悠長さで待っていたら思いの他早くの8時に出発。畑に向かう。

 

畑では既に土ぼかし堆肥(11月の式典までに、成果物としてオーガニックの野菜を完成させておかなければならないという必要性があり、生ゴミ堆肥の完成を待つことはできなかった)、鶏糞、化学肥料の三種類で栽培比較実験を行う。

 

土ぼかし堆肥で育てる野菜は、「大根、チャムス(ネパールの伝統野菜)(スパイシーな味わい?)、ホウレンソウ、カブ」をメインに行い、土ぼかしを施肥する畝は手前側半分をネパールの種、奥川半分を日本の種を植える。

 

道路側から1畝につき1㎡1ℓ~5ℓの施肥量に設定する。地力を図る方法として農業技術が進んだ国ではPH測定器などを使うことが多いが、それが無い国では栽培比較実験を行うことで、その土地の地力を知ることが出来る。今回は機械があったので図った所、PH5.6であり、これは自然界のごく一般的なPHであり健全であるといえる。これよりもPHが低い場合は土壌が酸性雨やそのほかの原因によって酷く汚染されている可能性が非常に高い。

 

またPHが6.5を超えてくると作物が病気になりやすくなるから注意が必要である。因みに今回使用する土ぼかしのPHは6.5程度、PH値が土にとって不健康にならないようにキチンと計算した後に施肥する。

その他にも地力を知る手段として、その畑に生えている雑草の質を見ることも非常に有効性が高い。一般的に葉っぱが細長い植物が多く植生している土地は痩せており、葉っぱが丸い植物が多く植生している土地は栄養分が豊富であると判断することが出来る。

 

今回畑として借り上げた土地は非常に一般的な土地であるが、非常にカチコチの土であるが、排水性がとてつもなく良いのが特徴的であった。かもっしーが以前、ネパールの原種の種を日本の自分の畑に無施肥で撒いた所、物凄い高さにグングン成長したというエピソードもあることから、厳しい環境下で脈々と命をつないできたネパールの種は生命力が日本の種よりもずっとずっと強いのかもしれない。この堆肥がネパールの凝りに凝り固まった土を如何にして豊かなフカフカ土壌に変えていってくれるのか!?乞うご期待。。。