自家監査性皮膚炎との終わりなき戦いの終焉と驚愕の原因

こんなにも長らくブログを放置していたにも関わらず、

未だに見てくれている人たちに感謝です。

 

前ブログにもチョロリと書きましたが、帰国早々、見えない敵と戦っておりました。

 

赤い斑点が皮膚上に突如発生し、猛烈な痒みと共にみるみるジュクジュクした皮膚片と化していく様を目にし「これは只事ではないかもしれない!」と焦り、皮膚科に何度も足を運びました。病名はクルクルと変わり、その度ホッとするのも束の間、肝心の病状は全く改善の日の目を見ることはなく、、、白い服を着れば、気づいたら黄色く染まっている奇妙な現象が、私周りで良く見られるようになりました。

 

最終的には「自家感作性皮膚炎」という病名に落ち着いた。

この病気の発症メカニズムは不明。免疫が弱っている状態の時に、アレルゲン(多種多様)の体への侵入、闊歩を許してしまった事が原因。

 

私の場合に当てはめると、インドの聖なる岩山にインド人の真似をしてビーチサンダルで登山した際、足をサックリザックリ切り、且つその後3日3晩トイレから一時も離れられない猛烈な下痢にかかっていた事が主たる原因と推測。

 

インドのド田舎ハイラカンでの絶賛瞑想修行中だったから「怪我なんて妄想だ!自分の心の弱さの反映だ!」とマッチョな根性論で、ろくすっぽな治療もしなかった結果なのだと。(ハイラカンの話も気が乗れば、また書きます)

 

そう全てが自己責任。ハイラカンという土地自体、訪れた人々に何等かの試練を与えるらしいから「これが試練なのかババジ!ナマステ!」と洋々と構えるも、なんせこの病気には確たる治療法がない。原因が不明なのだもね。診断名はついているけれども、カテゴリー的には「その他諸々」扱い。

 

西洋医学ではお手上げ状態とあり、自家感作制性疾患専門の関東の漢方医の元に通って月々5万円の漢方を飲むも全く効果はない。あらゆる種類の乳酸菌を飲み、腸内細菌を全力で労い、効果アリ!とネット上で言われる食べ物(マヌカハニー、各種油等)を惜しみなく口に運び、マジカルパワーを得られると言う運動をしてみたり、ネパール人友達から「それはナツメグを飲めば治るよ!」と言われて飲んでは酩酊状態になったり。「北海道の豊富温泉が皮膚炎に非常に良いとテレビで見た」と話を聞けば、翌日には北海道3週間生活を決行する(豊富温泉は、とても良い温泉でした。湯治に訪れていた方も多く、事実私も温泉に滞在している間はみるみると回復しました。)

 

そんな暗中模索な生活を送っていた最中、突如喉元に卓球ボール大のシコリが出現。

紹介状も持たず、即座に病院に向かうと何故か皮膚科に回されるという事態発生。

いや、喉元の腫れなんだから耳鼻咽喉科でしょう、、と心の中で激しくツッコミをいれながらも皮膚科での診断をしてもらう事に。

 

2時間待った末、漸く診察にありついた皮膚科での気になる第一声は「これは皮膚科じゃなくて耳鼻咽喉科だね。皮膚科では何も分からない。エコーとってみよっか」とエコーを取るも結果不明。念のための血液検査と人生初のMRIを取ることに。

 

MRIと血液検査を終了し、皮膚科にたどり着いた後、一日は終了。「これは耳鼻咽喉科だね。紹介状書くね~」の締めでとりあえず締め。

 

一週間後、MRIの結果発表と共に耳鼻咽喉科へ。

相当珍しいケースらしく、耳鼻咽喉科で一番偉い先生の元へ鮮やかに流される。

偉い先生、MRI血液検査を見るも「これはさっぱり、分からんわ。組織検査するね」と首元に太い針を刺されるも「悪性腫瘍ではないが、原因不明。経過観察か、全身麻酔による摘出手術だね。ただ、リンパ節のこの部分だけがプクっと腫れるなんて珍しいね。普通、リンパが腫れるにしたら他の部分も一緒に腫れるはずなのに、、」と難しげな表情。

 

原因不明の一点張りか~~~い!ここ2日で何も分かってないやんか~~い!

明後日友人結婚式で友人代表スピーチ控えてるんやぞ~人生初2重顎での登壇必至やんかい!とトホホと途方にくれながらも、悪性でないこともあり、手術に踏み出す決心もつかず、経過観察を決めこむ。

 

 

友人結婚式後、他友人とのご飯をしながら「謎の皮膚炎と顎の謎のしこり」の話をしていると「それだったら、おススメの場所がある。富士山の麓にある、青木クリニックという病院なんだけど。僕も長らく肺の調子が原因不明状態で悪くって、そこに行ったら原因をサクッと解明してくれて、その原因を潰したらかなり楽になったんだよ。」と何とも嬉し誇らしげ。

 

藁にも縋る精神が骨の髄まで行きわたっていた私は、「もうこの際何でもやってやるわい!」の精神で大阪に帰った後、すぐさま静岡の青木クリニックの受診を予約し、3日後には車で青木クリニックに向かうことに。

 

 

青木クリニックでの不思議な体験と思いもよらなかった原因については

次回に続く。