続く、、の続き

 

青木クリニックで処方された漢方を飲む事11日間。

食べ物を見るだけで吐き気がし、焼き肉に行っても肉を一枚食べたらギブアップしていた時代が嘘のように、食欲が回復した。嬉しくて思わずイキナリステーキ完食チャレンジを決め込んだ程である。

 

首元のシコリも少し小さくなっている気がする。

そして、何よりも耐え難い程に痒くて仕方がなかった肌の痒みが綺麗さっぱり消えたのである。かゆみ止めを飲まずして、安眠できることの幸せさ。皮膚を掻き毟ろうと伸びる右手を、左手でギュッと抓っていた過去の日々が悪い夢のように思えた。

 

痒くないってすごいな!

 

寄生虫が病気の原因だった事に私は完全に納得しきっていた。

しかし、気になるのは11日の服用が終了しながらも、首元のシコリがまだ完治からは程遠い事である。大学病院では「完全に原因不明お手上げ状態」だった首のシコリは

 

年末年始、「もう一度行ってみるか」と母と共に車を静岡まで走らせた。

一度行ってしまえば、静岡もそう遠い道のりではないように思えてくるのだから不思議だ。

 

到着し、いつもの様に携帯の充電をオフにし、読書に勤しむ。

院内の至る所に貼られている情報に目を配る。携帯によって、如何に自分が取りたい情報ばかりを取っていたのか。自分の浅学さを恥じ入る。

 

順番が回ってきて、慣れた素振りで両手を差し出す。母は横に座っていた。

先生は、寄生虫のカードを私の右手にポンと置き、謎の棒を頭上から足先まで辿らせる。

「体中の寄生虫が消えているね!良かった~ただ首元の寄生虫は、かなり強い寄生虫みたいだ。これは日本の漢方で下せるかどうか分からない。」と何時になく難し気な顔の先生。再びポンポンと色んな漢方薬が手に載せられ、「これは効くかもしれない!」とまた数種類の漢方薬11日分が処方される。

 

今回は単なる再診としての訪院だったが、これだけで帰るのはあまりに呆気ない。という事で私、母共に「フラワーレメディー」の予約もしていた。この「フラワーリメディー」とは1930年代にホメオパシー医のエドワード・バッチ先生によって開発され、心理面の安定や精神の健康を目的とし、今も世界中の医療関係者や代替医療関係者に愛されているそうだ。

 

博士自身は、植物が持つヴァイブレーション「波動」に、人の心や感情を本来の健康で元気な状態に整える働きがあり、健康とは肉体的な理由によるものよりも、むしろ落胆や心配、悲しみや怒りなどの感情や心理的な不安定によって損なわれるものが多い点に着目し、健康を維持するためには、何よりも心の平安が大切であるとの結論に達したそう。

 

通常は、38種類の花から、個人個人にとって必要とされるエッセンス(性質)をカウンセリングを通じて選び出し、エッセンスの配合を行うのが一般的だそう。そう説明した後、先生は花の表をスッと取り出し「僕の場合は、カウンセリングではなくて個人から漂う気を探知してその人にとって必要なモノを割り出せるから、この表に近づいて」と一言。

 

 

手のひらを私から表に向かってヒラヒラさせながら(そう、まるで花たちに私のニオイを嗅がせるようにして)、選択された花の絵に指で触れるように告げられる。

 

私の場合は、アザミと、、忘れちゃった笑(こういう時にしっかりとメモをしておくべきなのだと思い知らされます)もう一回訪ねた際は、今一度詳しく話を伺いたい。

 

私の性質、正確に関して自分でも意識していなかった核心に触れていて驚いたことと、分散されている意識、目標を定めると大きく飛躍できるだとか、、そんな感じだった気がする(気がする)

 

 

こういう事ってメモしないと本当に覚えられなくて恥ずかしい限りだわ。反省と学びに変える事としよう。多分こういった形で色んな事を忘れながら生きているんだろうなぁ。と思わされる事が多いから、これまでインスタグラムで展開していた映画書評や、覚えておきたい情報の発信も再開しなければならないなぁ。なんて呟きながら、小さなボトルを受け取った。一日2.3回、3滴程をポトポトと口の中に落として喉元に暫く置いておくとよいらしい。

 

今後、漢方にせよ。フラワーレメディーにせよ。どんな効果が現れてくるのかを楽しみに片道6時間の帰路につくのである。