(息抜き)ミニマリスト

映画評論
ミニマリスト
これまた、最近私の中で大ヒット中のネットフリックスオリジナルドキュメンタリー映画である。現

 

大量生産大量消費。社会的ステータスの高い職業で大きく成功をし、大きな家に住み、欲しいものを欲しいだけ買う生活。そんな生活を送ってきたドキュメンタリー映画の主人公は母親の死と自身の離婚をきっかけに人生の指針を「マキシムズム」から「ミニマリズム」へと大きく舵を変える。そして「ミニマリスト」に転向したことで「無駄をそぎ落とした本当に大切なもの」が見えるようになったという。今までの自分は、果たして嘘偽りなく自分の望む人生を歩めていたのだろうか?


そして彼の「自身が生きていく上で必要不可欠で、一つ一つのモノに愛着を持てるモノ」のみをバックパックに詰め込み、住む場所に縛られることなく、元職場の仲間と共に「ミニマリズム」としての生き方を、スナフキンの如くアメリカ全土の人々に伝え歩く生活が始まった。


人の欲は尽きることなく、何かを買う事や何かを得るよって実現できる幸福や自己は、同時に何かを失う事によって失うものだといえるだろう。小さく働き、小さく消費する。相手と競うことなく、足るを知る思想の末に自分の人生の意味が見えてくる。


ただ楽しく生きて、笑って死んでいく。

 

それだけでもう人間冥利に尽きるんだよなぁ。人間関係においてもだけど、あまり相手や物事や自分の人生に期待しないことが精神衛生上にはいいんじゃないかと思う。苦境に甘んじろという意味ではないよ笑